出任せ
でまかせ
名詞名詞-の形容詞
標準
speaking without thinking
文例 · 用例
併しそれも唯机に対って声さえ立てて居れば宜いので、毎日のことゆえ文句も口癖に覚えて悉皆暗誦して仕舞って居るものですから、本は初めの方を二枚か三枚開いたのみで後は少しも眼を書物に注がず、口から出任せに家の人に聞えよがしに声高らかに朗々と読んで居るのです。
— 幸田露伴 『少年時代』 青空文庫
と口より出任せの嘘を吐けど、今の本事を見受けたる、得右衛門は少しも疑わず。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
「ここにも狼の百疋は立処に裂いて棄てる強者が控えておると、口から出任せ吹き立つるに、得右衛門はあてられて、「豪気々々、その口で歩行いたら足よりは達者なものだ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
それをあした遣るの、あさって渡すのと口から出任せのちゃらっぽこを云って、好いように人をはぐらかしているんですもの。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
」 信吉は出任せの口を利いていた。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
母がぱっぱという出任せのわが子に対しても見境いない憎悪の言葉を耳に咎めて、反射的にたしなめるそのことが一時の忠義立てや侠気の做す業にしても、も一つその底の慾には朝夕虐げられつけている母に向って一ときでも立優った気持になり姐御になり度いのでございましょう。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
誰彼の差別も容赦もあらあらしく、老若男女入りみだれて、言い勝ちに、出任せ放題の悪口をわめき散らし、まるで一年中の悪口雑言の限りを、この一晩に尽したかのような騒ぎであった。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
京ちゃん東京へ行っちゃったよ……おほほ」 口から出任せだったが、しかし、京ちゃんなんか東京へ行ってしまえという夏子の気持が、そう言わせていたのかも知れない。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
作例 · 標準
彼の話はいつも出任せなので、誰も真剣に受け止めていない。
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出任せで答えてしまったが、後でその情報が間違っていることに気づいた。
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大事な会議で出任せな発言をするのは避けるべきだ。
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