町道
ちょうどう
名詞
標準
town road
文例 · 用例
町道場の如き生ぬるい槍と思われては後悔するぞ。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
詮方無さに町道場に押入りて他流試合を挑み、又は支那人の家に押入りて賭場荒しなぞするうちに、やがて春となりし或る日の午の刻下りのこと諏訪山下、坂道の途中にて一人の瘠せ枯れたる唐人の若者に出会ひしに、しきりに叩頭して近付き来る。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
この槍突きの一件で、お父様にも少々おたずね申しに出たことがございました」 女装の少年は七兵衛に見あらわされた通り、当時下谷に大きい町道場をひらいている剣術指南内田伝十郎の息子であった。
— 槍突き 『半七捕物帳』 青空文庫
武士は勿論であるが、町人のあいだにも遊芸よりも武芸の稽古に通う若者があらわれて来たので、岩下左内の町道場も相当に繁昌して、武家の次三男と町人とをあわせて二、三十人の門弟が毎晩詰めかけていた。
— ズウフラ怪談 『半七捕物帳』 青空文庫
岩下の道場の前を通りながら、門内をそっと覗いてみると、町道場といっても表には遠い家作りで、ここらに多く見る杉の生垣のうちに小さい畑などもあるらしかった。
— ズウフラ怪談 『半七捕物帳』 青空文庫
殿様が旅に御出かけなすった留守の事なんだから、勿論御存じではござんすまいが、ついふた月程前に、あッしのところの小出河岸とはそう遠くねえ鼠屋横丁へ、変な町道場を開いた野郎があるんですよ」「なるほどなるほど、何の町道場じゃ」「槍でござんす。
— 江戸に帰った退屈男 『旗本退屈男 第九話』 青空文庫
鼠屋横丁なんてごみごみしたところへ飛び入りに、そんな大きな町道場なんぞ構えたって、そうたやすく弟子のつく筈あねえんですからね。
— 江戸に帰った退屈男 『旗本退屈男 第九話』 青空文庫
御覽の通りの町道場で、あまりに盛んと申すほどでもござらんが、天下の形勢不穩になるに連れて、このごろは武術の稽古に通ふ者が俄に殖えてまゐりました。
— 岡本綺堂 『正雪の二代目』 青空文庫
作例 · 標準
この町道(ちょうどう)は、地域住民の生活道路として利用されている。
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祭りの日には、町道(ちょうどう)に屋台が並び、賑わいをみせる。
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古い地図を見ると、この辺りにはかつて立派な町道(ちょうどう)があったようだ。
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