枢密院
すうみついん
名詞
標準
Privy Council (abolished in 1947)
文例 · 用例
三十二歳だが、客を相手に枢密院の話などする理屈っぽさは、しかしいかにも独身者めいていた。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
あんたの学を貸してほしいねん」「安い御用やが……」 敬吉は講義録など読み、枢密院の話などを客にして、かねがね学があると煙たがられていた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
天皇は、その草稿を御嘉納あそばされ、新たに枢密院を設けられ、国家の元勲と練達の士とを集めて、逐条御諮詢、その審議を聞召さるゝこと八箇月に及んだ。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
朝日軒の主人の敬吉は講義録など読み、枢密院の話などを客にして、かねがね学があると煙たがられていた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
その手は枢密院顧問官の良人を、首根つこで押へつけて家鴨のやうに鳴かす事の出来る立派な掌面である。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
しかも、天皇の周囲には「諮問」「輔弼」の名にかくされた独裁支配の最も野蛮な遂行機関として、元老、内大臣、枢密院があり、特に封建的・軍事的支配のためには、天皇を中心として専門の元帥府、軍事参院、参謀本部、海軍司令部等がある。
— ――ソヴェト同盟の国家体制と日本の国家体制―― 『労働者農民の国家とブルジョア地主の国家』 青空文庫
私の学校へ這入った時分は、今の枢密院副議長浜尾男爵が校長で、故岡倉覚三先生が幹事、有名なフェノロサ氏が教頭という格で生徒がすべてで四十人位であったと思います。
— 学校へ奉職した前後のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
右につき本社は各方面に向つて精探せし結果、婦人は麻布区宮村町六七正二位勲一等伯爵枢密院副議長芳川顕正氏養子なる子爵曾禰安輔氏の実弟寛治氏の夫人鎌子(廿七)にして長女明子あり、男は同邸の自動車運転手倉持陸助(廿四)なることを突止めたり。
— 長谷川時雨 『芳川鎌子』 青空文庫
作例 · 標準
明治憲法下における枢密院は、天皇の諮問機関として絶大な権力を持っていた。
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歴史の授業で、枢密院が日本近代史に果たした役割について議論した。
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古い官邸跡には、当時の枢密院会議が行われていた壮麗な部屋が残されている。
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ウィキペディア曖昧さ回避
枢密院(すうみついん)は、国王・皇帝の諮問機関である。共和制国家には大統領等の諮問・参与機関として国家評議会が設置される場合がある。「枢密」とは機密や政治上の重要な秘密のこと。 枢密院 (中国) - 主として軍制をつかさどった中華歴代王朝の国家機関。Privy councilの日本語訳の語源となった。 枢密院 (イギリス) - イギリス国王の諮問機関。イングランド王国期の枢密院も同項で解説。 枢密院 (アイルランド) - アイルランド国王の諮問機関。1922年以降活動なし(ただし、廃止はされていない)。 枢密院 (北アイルランド) - 1922年創設、1973年廃止。 枢密院 (スコットランド) - スコットランド国王の諮問機関。1708年に廃止。 枢密院 (カナダ) - カナダ国王の諮問機関。 枢密院 (日本) - 日本で1888年(明治21年)から1947年(昭和22年)まで存在した天皇の諮問機関。 最高枢密院 - ロシア皇帝の諮問機関。1730年廃止。 国王顧問会議 - フランス国王の諮問機関。1799年廃止。 枢密院 (タイ) - タイ国王の諮問機関。 枢密院 (スウェーデン) - 1634年(記録上)から1772年革命勃発に伴う廃止まで、スウェーデンに存在したスウェーデン国王の諮問機関。
出典: 枢密院 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0