若菜
わかな
名詞
標準
young greens
文例 · 用例
藤村氏に於ける文學の本質は、その「若菜集」の出發から、大作「夜明け前」の今日に至る迄、一貫して本質上の「詩」であり、詩精神なのである。
— 宿命生涯を貫く 『永遠の詩人』 青空文庫
若菜家の盛を見せた。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
も一度からからと響くと思うと、若菜家の格子のカタンと開く音。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
やがて風説も遠退いて、若菜家は格子先のその空地に生える小草に名をのみ留めたが、二階づくりの意気に出来て、ただの住居には割に手広い。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
渡れば鞠子の宿と聞く……梅、若菜の句にも聞える。
— 泉鏡花 『雛がたり』 青空文庫
近所の女だの、年上の従姉妹だのに、母が絵解をするのを何時か聞きかじつて、草双紙の中にある人物の来歴が分つたものだから、鳥山秋作照忠、大伴の若菜姫なんといふのが殊の外|贔屓なんです。
— 泉鏡花 『いろ扱ひ』 青空文庫
処が秋作、豊後之助の贔屓なのは分つて居るが、若菜姫が宜くツてならない、甚だ怪しからん、是は悪党の方だから、と思つて居たんです。
— 泉鏡花 『いろ扱ひ』 青空文庫
此頃また白縫の後の方を見ると、口絵に若菜姫を描いて、其上へ持つて来て、(皆様御贔屓の若菜姫)と書いてある。
— 泉鏡花 『いろ扱ひ』 青空文庫
作例 · 標準
春の野原に出て、よもぎやつくしなどの若菜を摘んだ。
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おひたしにすると、若菜のほろ苦さが口の中に広がり、春の訪れを感じる。
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七草粥には、邪気を払い万病を除くという願いを込めて七種類の若菜が使われる。
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