掛け竿
かけざお
名詞
標準
文例 · 用例
で、彼は肌着を掛竿で西陽に当てて干し、家の中に戻って朋輩と夕の掃除にかかったときは、手紙の事は全く忘れていた。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
」と、おかみさんは鬢を直した鏡台を片づけて、手拭を外の掛竿へかけて来られた。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
もうこれで妖怪も出ないだろうと思って眼をつむろうとすると、蚊帳の傍の掛竿にかけてあった帷子の袖の中が、きらりと光って一つの生首が顔を出して、新八郎を見て莞と笑った。
— 田中貢太郎 『魔王物語』 青空文庫