船小屋
ふなごや
名詞
標準
boathouse
文例 · 用例
渡守の常七は、渡船小屋のなかで火を焚きながら草鞋を造っていた。
— 田中貢太郎 『八人みさきの話』 青空文庫
常七は気がつくと舟を飛びおりて渡船小屋へ駈け込んだ。
— 田中貢太郎 『八人みさきの話』 青空文庫
渡船小屋は疎らな林の縁にあつて、此方から呼ぶと、爺が声に応じて出て来た。
— 田山録弥 『草津から伊香保まで』 青空文庫
渡船小屋としては立派すぎるやうな瀟洒な家屋――此方の室に大きな囲炉裏が切つてあつて、それにつゞいた室はすつかり綺麗に片附いてゐたが、私達の入つて行つた時には、その向うの方に、この家の主人らしい四十先の男が午睡をしてゐるばかりで、あたりに誰れの姿も見えなかつた。
— 田山録弥 『旅から帰つて』 青空文庫
キャプテン深谷氏のヨット、白鮫号は、まだ檣柱も帆布も取りつけたままで、船小屋の横の黒い岩の上に横たえてあった。
— 大阪圭吉 『死の快走船』 青空文庫
下男の早川は、ヨットの艫綱を岩の間の杭に縛りつけたり、船小屋からシートを取り出してヨットの船体へ打掛けたりしていたので、私達よりもずっと遅れてしまった。
— 大阪圭吉 『死の快走船』 青空文庫
七 渡船小屋の雁木がずつと川に延びて行つてゐた。
— 田山花袋 『ある僧の奇蹟』 青空文庫
其方を振向くと、丁度、今|二十位になる女が、派手な着物を着た女が、その渡船小屋の雁木の少し手前のところから水へと飛込んだ処であつた。
— 田山花袋 『ある僧の奇蹟』 青空文庫
作例 · 標準
湖畔の船小屋には、手漕ぎボートが数隻保管されていた。
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彼は週末になると、船小屋で愛用のヨットの手入れをすることを楽しみにしている。
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夕暮れ時、静かな入江にぽつんと立つ船小屋のシルエットが水面に映っていた。
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