どぎつい
どぎつい異読 ドギツイ
形容詞
標準
gaudy
文例 · 用例
土俵の黒白青赤の四本の柱は、悲しいくらゐどぎつい原色なのでありました。
— 太宰治 『國技館』 青空文庫
「ドカーン」というかな文字で現わされるような爆音の中に、もっと鋭い、どぎつい、「ガー」とか「ギャー」とかいったような、たとえばシャヴェルで敷居の面を引っかくようなそういう感じの音がまじっていた。
— 寺田寅彦 『小爆発二件』 青空文庫
彼等はいわゆるエロチシズムの文学を攻撃する文章を極めて真面目な表情で書いておりますが、しかし、彼等の文章を読んでおりますと、彼等の使っているエロ文学だとか性の欲求だとか性生活だとかいう言葉がどぎつい感じで迫って来て、妙な逆効果を現わします。
— 織田作之助 『猫と杓子について』 青空文庫
逆説的にいえば、彼等の評論こそエロチシズム評論ではないか――などという揚足取りを、まさか僕はしたくありませんが、大体に於て、公式的にものを考え、公式的な文章を書く人の言葉づかいは、科学的か医学的か政治的か何だか知りませんが、随分生硬でどぎついような気がしますね。
— 織田作之助 『猫と杓子について』 青空文庫
そういう言葉の効果は随分どぎついものなので、ぼくは彼の顔から眼を外らさずには居られなかったが、顔を見なくても彼の狼狽する表情がはっきりと想像されてそれを愉しんでいた。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
自然に愛情が、それを求めたら、それに従えばいいのだし、それを急に、顔いろを変えたり、色んなどぎつい芝居をして、ばかばかしい。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
自然に愛情が、それを求めたら、それに従へばいいのだし、それを急に、顔いろを変へたり、色んなどぎつい芝居をして、ばかばかしい。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
字で書けば、「だす」よりも「どす」の方が、音がどぎついように思われる。
— 織田作之助 『大阪の可能性』 青空文庫
作例 · 標準
彼女のどぎつい色のドレスは、パーティーでひときわ目を引いた。
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この広告の配色は何だかどぎつくて、あまり好感が持てない。
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彼はどぎつい言葉遣いで相手を威嚇したが、効果はなかった。
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