一つ書き
ひとつがき
名詞
標準
an item
文例 · 用例
あゝいふ作品を一つ書き上げることがどれ程の痛い體驗と苦悶とを値したか。
— 有島武郎 『水野仙子氏の作品について』 青空文庫
御返事はあとから」 しかし園はそう書いてくると、もう一つ書き添うべき大事なことのあるのに気づいた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
これらの作品はすべて、私自身にとっても思い出の深い作品ばかりであり、いまその目次を一つ一つ書き写していたら、世にめずらしい宝石を一つ一つ置き並べるような気持がした。
— 太宰治 『『井伏鱒二選集』後記』 青空文庫
何をしたツて、自己の發展なら、おのれの主義と主張とはとほる筈だ――早く一つ書き割りなどよりもずツと有形的な事業をして、名譽と金錢とを自分の内容的實力と共に兩得して見たい。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
しかし、美沢の心が変っていないとしても、美和子があきらめるはずはなく、結局は姉妹のあさましい競り合になって、お互に気まずい思いの数々を、味わわなければならぬと思うと、今更美沢に手紙一つ書きにくく、電話一つかけにくいような、割切れないものが、心の底に澱んでいた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
一つ書き上げる度毎に、それを持って、勢い込んで私のところへやって来る。
— 太宰治 『散華』 青空文庫
今月も一つ書きかけたのであるが終に意に満ずして棄てた。
— 牧野信一 『〔編輯余話〕』 青空文庫
得て無益な事ばかり書きたがる歴史家は、この小さな腹の出来事については何一つ書き残してゐない。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
議事録には、重要な決定事項が一つ書きでまとめられていた。
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買い物リストを一つ書きで書き出した。
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彼の説明は、要点が一つ書きになっていて非常に分かりやすい。
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