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薄っぺら

うすっぺら
形容動詞名詞頻度ランク #22240 · 青空 165
1
標準
very thin
文例 · 用例
厚紙か何かの筒の横腹から四つ足を出したものが猫の胴になりその一端に薄っぺらな短い尻尾が付いている。
寺田寅彦 猫六題 青空文庫
しかし非常に粗末な薄っぺらな品である。
寺田寅彦 石油ランプ 青空文庫
つい近頃本屋の棚で薄っぺらな「インゼル・ビュフェライ叢書」をひやかしていたら、アレクサンダー・ウラールという人の『老子』というのが出て来た。
寺田寅彦 変った話 青空文庫
どうして俺が毎晩家へ帰って来る道で、俺の部屋の数ある道具のうちの、選りに選ってちっぽけな薄っぺらいもの、安全剃刀の刃なんぞが、千里眼のように思い浮かんで来るのか――おまえはそれがわからないと言ったが――そして俺にもやはりそれがわからないのだが――それもこれもやっぱり同じようなことにちがいない。
梶井基次郎 桜の樹の下には 青空文庫
そしていかにもぞんざいで薄っぺらなものに思われて来た。
寺田寅彦 自画像 青空文庫
こんな薄っぺらなものが噴出されたとしても、空中で衝突し合って砕けやすいであろうし、また落下の衝動でも割れないわけにはゆかないであろうと思われた。
寺田寅彦 小浅間 青空文庫
「地理初歩」という薄っぺらな本を夜学で教わった。
寺田寅彦 読書の今昔 青空文庫
朝顔の葉を御覧なさいまし、表はあんなに薄っぺらなもんですが、裏はふっくりしておりますもの……裏を聞いて下さいよ。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
作例 · 標準
例句