気を休める
きをやすめる
表現動詞-一段
標準
to ease up
文例 · 用例
何でも気を休めるが一番だよ、今夜は附いているから安心をおし。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
なにを言うたやらも私には分からなかったが、何か私の気を休めるのに一番好いことを言うてくれたと見え、私はすぐまた佐吉の肩にしがみついたまま、すやすやと寝入ってしまうのだった。
— 堀辰雄 『幼年時代』 青空文庫
已むを得ず勤先からの帰り道、銀座から浅草へ廻つて、レヴユーの舞台で踊子の足を蹴上げて踊る姿を見詰めたり、ダンス場で衣裳越しに女の身にさはり化粧の匂を嗅いだりするより外に気を休める道がない。
— 永井壮吉 『人妻』 青空文庫
「兄さんは」「今来るでしょう」「もう話は済んだの」「済むの済まないのって、始めからそんな大した話じゃないんです」 自分は母の気を休めるため、わざと蒼蠅そうにこう云った。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫
それでも獣医は私の気を休めるように、傷に薬をつけ繃帯をまいてくれた。
— 小山清 『犬の生活』 青空文庫