ドヤ街
どやがい
名詞
標準
flophouse area
文例 · 用例
何時か下町のドヤ街に半年も泊りこんで、そこのドヤ街人のくらしを撮った若い女の写真家が来てその写真をまとめて出版したいから、序詩を書いてくれと言いに来たことがあった。
— 室生犀星 『われはうたえども やぶれかぶれ』 青空文庫
そしてそれは相当重きをなした仕事であったが、不意に去年その週刊誌の仕事を放擲して、このドヤ街にもぐり込んでそれらと生活を一緒にした折の写真集だったが、私は一人の子供が立って小便をしている一枚に見とれた。
— 室生犀星 『われはうたえども やぶれかぶれ』 青空文庫
そこをこの若い写真家がねらったのも何物かを捉えていると思い、私は子供はすごいという一篇の詩を書いて手渡ししたが、皇太子妃の追っかけ写真をやめて、ドヤ街にはいりこんだということに、この写真家の思いあがりと若さとが面白く映った。
— 室生犀星 『われはうたえども やぶれかぶれ』 青空文庫
帝国ホテルも、山谷あたりのドヤ街の木賃宿も、上野公園のベンチでさえも、お茶の水|渓谷の洞窟でさえも、差別なくかれの住まいとなりえた。
— 江戸川乱歩 『影男』 青空文庫
作例 · 標準
大阪の釜ヶ崎は、かつてどや街として知られていた。
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彼はどや街を抜け、夜の街へと消えていった。
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映画の舞台となったどや街は、どこか哀愁が漂っていた。
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