兵刃
へいじん
名詞
標準
sword blade
文例 · 用例
さて真の接戦に参しては、その敏捷迅速なる動作、能く主人をして敵の兵刃を避けしむる手練その主の武芸に優るあり。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
宋の州の五峯に至りし人、〈馬上遥かに山中の草木|蠕々とし動くを見る、疑いて地震と為す、馭者いう、満山皆猴なり、数千万を以て計る、行人独り過ぐれば、常に戯虐に遭う、毎に群呼跳浪して至り、頭目胸項手足に攀縁す、袞して毛毬を成す、兵刃ありといえども、また施す所なし、往々死を致す〉。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
彼能くわが兵刃を禁ずれど必ず刃なき物を禁じ能わぬべしと、すなわち多く勁い木の白棒を作り、精卒五千を選んで先発せしめ、万を以て計る多勢の賊を打ち殺したが、禁術は一向利かなんだとある。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
我日本の如きは古來宗教に拘泥せざるの民俗なれども、僧侶善智識の一言を以て兵刃既に接するの戰を和解したるの例なきに非ず。
— 福沢諭吉 『帝室論』 青空文庫
填然として之に鼓ち兵刃既に交はるに及んでは勢勝敗を決せざるべからず。
— 山路愛山 『明治文学史』 青空文庫
されば古史の示すところ、敵に対するに多くは謀計を用い、正々堂々の陣を張って、兵刃を交えたという様な場合はまことに少い。
— 日本民族の概念を論ず 『「日本民族」とは何ぞや』 青空文庫
なるべく兵刃に衂らずして、坐ながらにして目的を達したい」と仰せられております。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
親しく身を兵刃の中に置くことは武士のつとめである。
— 山科の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
武士たちは兵刃を交え、火花が散るほどの激しい戦いを繰り広げた。
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抜き放たれた兵刃の鋭い輝きに、周囲の空気は一瞬で凍りついた。
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城門の前には、兵刃を手にした衛兵たちが厳重な警戒にあたっている。
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