役宅
やくたく
名詞
標準
government housing for officials
文例 · 用例
私の中学の時の修身の先生が、今でもその師範の倫理の先生をしてゐて、其処の、学校の役宅にゐる。
— 〔私が貧乏で〕 『夏』 青空文庫
上役と言うものは下役の苦労を知らんのが通例じゃが……」「……と言うのが……何でもその日田の御金奉行の野西|春行という若侍が、あの騒動の起って以来、毎日、御城内の大目付、川村|様のお役宅に押しかけて来て、この騒動がいつまでも片付かねば蔵元屋の信用にかかわる。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
今に眼に物を見せてくれようで……」「その上に、これも松倉どんから聞いた話じゃが、あの蔵元屋の後妻が野西の尻に付いて、場所もあろうに大目付の役宅へシャシャバリ出て『可愛い娘を祝言前に殺されて妾ゃ行く末が暗闇になりました。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
大親分も宜いけれども、奉行や代官を相手にして談判をした末、向ふが承知せぬのを、此奴めといふので生捕りにして、役宅を焚き、分捕りをして還つたといふのでは、余り強過ぎる。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
召捕つた屑屋を送るには、槍、鉄砲で列をなしたが、奉行|役宅で突放すと蟇ほどの働きもない男だ。
— 泉鏡花 『妖魔の辻占』 青空文庫
忠之の江戸へ召された頃、利章は日田の竹中が役宅に身を寄せて、評定の始まる前に、竹中に連れられて江戸へ出た。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
すぐさま外国奉行の役宅へ持参させい」「ではもうやはり――」「聞くがまではない。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫
ところが、けさ早くに八町堀の御定廻りからお呼び出しがあったので、とりあえずお役宅へ出てみると、和泉屋も一緒に来たかというお尋ね。
— 岡本綺堂 『探偵夜話』 青空文庫
作例 · 標準
彼は遠く離れた地方の役宅に住んでいた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
地方公務員用の役宅は、年々老朽化が進んでいる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
役宅の近くには、官舎専用の小さな商店街があった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite