背筋
せすじ
名詞頻度ランク #12229 · 青空 448 例
標準
spine
文例 · 用例
筒形をしていて柔かい生毛の背筋に瓜のような竪縞が入っていた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
「知らない」といって、みち子はくるりと後向きになって着物の背筋に拗ねた線を作った。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
例えば馬の鞍の形をなせる曲面の背筋の中点より球を転下すれば、球の経路には二条の最大公算を有するものあるべし。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
「あんた、何でもあたしの方から仕向けなければ……狡いのか、意気地なしなのか、どっちなのよ」 小初の言葉のしんにはきりきり真面目さが透っていながら手つきはいくらかふざけたように、薫の背筋の溝に砂をさあっと入れる。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
僕、今日苦しんでるんだ」 薫は肘で払い除けるが、小初は関わず背筋へ入れた砂をぽんぽんと平手で叩き均らして、「ちっとも苦しんでるように見えないわ」「この間、水の中で君に…………、こんなに腫れた」 薫は黒くなっている唇の角をそうっと大事に差し出して見せる。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
それは黒い背筋の上に薄いレモン色の房々とした毛束を四つも着け、その両脇に走る美しい橙紅色の線が頭の端では燃えるような朱の色をして、そこから真黒な長い毛が突き出している。
— 寺田寅彦 『蜂が団子をこしらえる話』 青空文庫
背筋、腰、ふくら脛。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
麦稈帽を鷲掴みに持添へて、膝までの靴足袋に、革紐を堅くかゞつて、赤靴で、少々抜衣紋に背筋を膨らまして――別れとなればお互に、峠の岐路に悄乎と立つたのには――汽車から溢れて、風に吹かれて来た、木の葉のやうな旅人も、おのづから哀れを催し、挨拶を申すうちに、つい其誘はれて。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
作例 · 標準
姿勢を正すために、背筋をピンと伸ばして椅子に座るよう意識している。
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突然背後から声をかけられ、ひやりとした冷たいものが背筋を走り抜けた。
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階段を上る彼女の背筋は美しく、日頃から鍛錬していることが見て取れる。
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標準
seam down the back (of clothing)
作例 · 標準
着物の背筋がまっすぐ通っているか確認しながら、母に帯を締めてもらった。
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仕立ての良いスーツは、背筋のラインが体に吸い付くように美しくフィットする。
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激しい動きをした拍子に、ジャケットの背筋の糸がぷつりと切れてしまった。
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