償金
しょうきん
名詞
標準
reparation
文例 · 用例
その時誰かの万年筆のインキがほんの少しばかり卓布を汚したのに対して、オーバーケルナーが五マルクとかの賠償金を請求した。
— 寺田寅彦 『ある日の経験』 青空文庫
余輩は彼の光栄ある戦勝を得ながら、一文の償金すら取れざりし事を今更嗟嘆する者にあらず。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
樺太二部の一は、我が幾万の同胞を殺し、幾億の軍費を費せしに対して、余りに少き賠償なれど、若し国民が此戦勝により、何等か偉大なる精神上の賜物を得しならば、余輩は数十億の償金を得るよりも、幾万方里の領土を加ふるよりも、寧ろ我国将来の為に之れを慶賀せん。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
それでエミ子は、さんざん詫びた末、五円の弁償金を代りに払ってやりました。
— 渡辺温 『四月馬鹿』 青空文庫
ドイツの男達が科学へ科学へと世界人類の精神的幸福という事も考えずに何かしら新しいことを発明しようと猛進して得たものは戦敗と賠償金でした。
— 岡本かの子 『母と娘』 青空文庫
「あの土台も作らず、あの胴も作らず、あのほっそりした塔の頂上だけをあの高さに於て作りたいものだと考えて見なさい」 セーヌ河の中の島でむく犬のリックとラックに向うから遊で飽かれて仕舞った老人で食扶持の年金は独逸の償金で支払われて居るのがエッフェル塔を指してこういった。
— 岡本かの子 『百喩経』 青空文庫
普通、恩を知っている者なら、そんな五十円の賠償金なぞ請求できぬところを、そうしたのは、余程おれを甘く見たのだろうが、そうはおれは甘く出来ていなかった。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
大家の都合で牛小屋から追い出されることになり、立ち退きの補償金が入ったのです。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
作例 · 標準
戦争被害者への償金を支払うため、特別な基金が設立された。
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被告は被害者に対し、多額の償金を支払うことで和解した。
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契約違反の償金として、前受金を全額没収することに決まった。
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