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雲斎

うんさい
名詞
1
標準
文例 · 用例
襟の合せ目から燃えるような緋無垢の肌着をちらと覗かせ、卵色の縮緬の着物に呉絽の羽織、雲斎織の袋足袋、大脇差、――ざっとこういう伊達な服装の不良紳士たちが沢山さまようという色町の通りに、僧形の二人がぶらぶら歩く姿は余程、異様なものであったろうと思います。
岡本かの子 茶屋知らず物語 青空文庫
してみると、佐助にとっては、既に自分より強い者はわが師白雲斎のほかになしと、わかった以上、弱い奴ばかしが一月いくらの月謝ほしさの道場を、ほそぼそと張って、それで威張りかえっているような国々を、もう一度てくてくと歩いて帰るのは、これほど退屈な話はない。
織田作之助 猿飛佐助 青空文庫
わが術を破り得るほどの者、天下ひろしといえども、わが白雲斎師匠を除いて、ほかにはない筈だが、伊賀流か、甲賀流か、何れにしても手強い奴!
織田作之助 猿飛佐助 青空文庫
」 さすがに、佐助は白雲斎師匠の声を覚えていた。
織田作之助 猿飛佐助 青空文庫
」 しかし、遂に白雲斎は姿を見せなかった。
織田作之助 猿飛佐助 青空文庫
早くも胡散な奴と知ったゆえ、二度目に駕籠脇へ近よろうとした前、篠崎竹雲斎先生お直伝の兵法をちょっと小出しに致して、ぴたり駕籠の天井に吸いついていたのじゃよ」「ま!
続旗本退屈男 旗本退屈男 第二話 青空文庫
なにゆえ四谷くんだりまでも出向いていったかというに、そこには当時南蛮研究の第一人者たる鮫島老雲斎先生がかくれ住んでいたからでした。
南蛮幽霊 右門捕物帖 青空文庫
右門が八丁堀の同心であることを告げると、老雲斎は気軽に書物のうず高く積みあげられたその居間へ通しましたので、だしぬけに尋ねました。
南蛮幽霊 右門捕物帖 青空文庫