奉る
たてまつる異読 まつる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞多音語
標準
to offer
文例 · 用例
近きベンチへ腰をかけて観音様を祈り奉る俄信心を起すも霊験のある筈なしと顔をしかめながら雷門を出づれば仁王の顔いつもよりは苦し。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
「寒い」と上衣を着る「おい、俺の上衣じゃ」「儂のは」「お前のは……」○芝居の台詞を活弁の口調で言う兵「近衛後備歩兵第一聯隊長須知源二郎聯隊を代表して謹んで奏上し奉る。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
「加と男」とは「加藤男爵」の略称、御出張とは、特に男爵閣下にわれわれ平民ないし、平ザムライどもが申し上げ奉る、言葉である。
— 国木田独歩 『号外』 青空文庫
こういう連中は全く盲人というでもなく、さればといって高慢税を進んで沢山納め奉るほどの金も意気もないので、得て中有に迷った亡者のようになる。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
されば疾翔大力とは、捨身大菩薩を、鳥より申しあげる別号ぢゃ、まあさう申しては失礼なれど、鳥より仰ぎ奉る一つのあだ名ぢゃと、斯う考へてよろしからう。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
勿体なくも、我等は光明の日天子をば憚かり奉る。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
来月二十六夜ならば、このお光に疾翔大力さまを拝み申すぢゃなれど、今宵とて又拝み申さぬことでない、みなの衆、ようくまごゝろを以て仰ぎ奉るぢゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
されば疾翔大力とは、捨身大菩薩を、鳥より申しあげる別号じゃ、まあそう申しては失礼なれど、鳥より仰ぎ奉る一つのあだ名じゃと、斯う考えてよろしかろう。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
作例 · 標準
村人たちは今年の豊作に感謝を捧げ、収穫したばかりの一番米を地元の神社に奉った。
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遠い異国からの使者が、国王の即位を祝して、眩いばかりの宝石を献上品として奉った。
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亡き恩師の霊前に、生前こよなく愛していた銘酒を一献奉って、静かに思い出を語り合った。
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標準
to set someone up in a high position
作例 · 標準
周囲の期待に応える形で、彼は若くして組織の象徴的なリーダーに奉られることになった。
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野心家たちは実力のない世襲議員を神輿に奉り、自らは影で権力を操ろうと画策していた。
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「彼を最高顧問に奉っておけば、世間体もいいし、我々の活動もしやすくなるというものだ」
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標準
to do respectfully
作例 · 標準
高貴な身分の方がお召し上がりになるお膳を、侍女たちがうやうやしく差し奉った。
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長寿のお祝いを申し上げようと、孫たちは祖父母の前で深々とお辞儀をし奉った。
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「どうぞ、心ばかりの品でございますが、お受け取り奉りたく存じます」と丁寧な口上を述べた。
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