襟髪
えりがみ
名詞
標準
scruff of neck
文例 · 用例
さあ一緒に來いと、襟髪を取らぬばかりにして妹を引き立てようとした。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
持っていた幣束で彼の面を一つ打ったままで、無言で奥の間へはいってしまわれたが、それを知った拙者はすぐにその場へ踏み込んで、久次郎の不埒をきびしく叱って、今後決して、参ることは相成らぬと襟髪をつかんで表へ突き出してしまった。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
そして今にも襟髪を掴むか、今にも崖から突き落とすか、そんな恐怖で息も止まりそうになっているんです。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
忠一は駈け寄って其襟髪を取ろうとしたが、此の場合、身体の小さいと云うことが重太郎に取っては非常の利益であった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
まあ、素直におれの云うことを……」 その言葉が終らないうちに、彼の襟髪は何者にか掴まれていた。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
もともと悪意でないことは判っていたが、供の又蔵は主人を突き倒されたのと、相手が小身者の子供であるという軽侮とで、その子供の襟髪を引っ掴んでいきなりぽかりぽかりなぐりつけた。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
さあ一緒に来いと、襟髪を取らぬばかりにして妹を引立てようとした。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
「はい」 二度目の返事が切れないうちに、お菊はもう板縁の上に捻じ伏せられて、播磨の手はその襟髪を強く掴んでいた。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
作例 · 標準
祖父が幼い子猫の襟髪をそっとつまみ上げ、暖かい毛布の上に戻した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
髪を短く刈り上げると、剥き出しになった襟髪に冬の冷たい風が染みた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「わあ、汗で襟髪がびしょびしょじゃないか。風邪を引く前に早く着替えなさい。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼女は暑そうに、うなじにまとわりつく襟髪を一つに束ねてアップにした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview