暗流
あんりゅう
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文例 · 用例
こういうふうに考えてくると流涕して泣くという動作には常に最も不快不安な緊張の絶頂からの解放という、消極的ではあるがとにかく一種の快感が伴なっていて、それが一道の暗流のように感情の底層を流れているように思われる。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
空気とか、暗流とか、気分とかといふことは、その底から起つて醸して来てゐるのである。
— 田山録弥 『生滅の心理』 青空文庫
座敷は、底のほうに気持ちの悪い暗流を潜めながら造り笑いをし合っているような不快な気分に満たされた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
現に、国際聯盟の「世界悪」退治運動の重要項目の一つに上げられてるくらいで、パンフレットを発行したりして妨止に努めてるけれど、いくら国際聯盟あたりが躍起になって騒いだって、それは単にその暗流の実在を公表するにとどまり、何ら直接|刷掃の資にはなるまい。
— しっぷ・あほうい! 『踊る地平線』 青空文庫
國家の内部的生命は、暗流の如く個人の胸中に流れて居るのである。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
「それで、ダンネベルグ夫人を狂人みたいにさせた、怖ろしい暗流が判ったのだ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
そして、その黝ずんだ溝臭い溜水の中で、あの五人の方々が喘ぎ競いていたのでございますわ」 こうして、四人の神秘楽人の正体が曝露されると同時に、過去における黒死館の暗流には、ただ一つ、二つの変死事件のみが残されてしまった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
とにかく、岩塩を溶かし、石灰岩を溶かし地下へ滴る石油が大盲谷をつくったといわれる」 ああ、大盲谷をうねくる、石油の大暗流。
— 地軸二万哩 『人外魔境』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日暗流について考えている。
暗流という言葉は日本語で重要だ。
彼は暗流の意味を理解している。
この文には暗流が含まれている。