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楽旅

がくりょ
名詞
1
標準
文例 · 用例
その年の十二月、私はやはり看護婦つきで東北地方を音楽旅行した。
三浦環 お蝶夫人 青空文庫
よって、安芸丸に乗りてもあきぬ気楽旅と詠みたるも、四、五日を経て後は乗客みな倦怠を催せり。
井上円了 西航日録 青空文庫
続いてサリエリに和声学と作曲法を学んで、後年「交響曲詩の創始者」としての素地を作り、十二歳のとき父と共にパリに赴き、そこで人間リストの仕上げを受け、それから全欧にわたる華かに輝かしい楽旅が始まり、ピアノの巨人リストの勝利の歴史が始まるのである。
野村胡堂 楽聖物語 青空文庫
二十歳の時にはもう若いヴァイオリニスト、レメニーと組んで、ハンガリーへと楽旅に出かけるブラームスであった。
野村胡堂 楽聖物語 青空文庫
一八八九年名ピアニスト、ローゼンタールと共に米国に楽旅を試み、後故郷ウィンに帰って音楽と絶ち、医学及び絵画を学び、続いて墺国の軍隊に入り、十年沈黙の後一八九九年ベルリンに現われて一世を驚かした。
野村長一 名曲決定盤 青空文庫
しかしそのフルトヴェングラーの望みも遂に容れられなかったらしく、若き天才ゴールドベルクは、よき合奏者なるクラウス夫人と共に、今は米国あたりに楽旅を続けていることであろう。
野村長一 名曲決定盤 青空文庫
二十歳前後に伊太利を出、ライプチッヒからロシア、アメリカと楽旅を続け、一八九三年再び欧州に還って、生涯の大部分をドイツに過し、作曲者として、ピアニストとして、そしてバッハの研究者として大名を馳せた。
野村長一 名曲決定盤 青空文庫
スペインの動乱を逃れて、英国、仏蘭西あたりに楽旅を続けているカサルスは、最近HMVのために、組物を三つ吹き込んだ。
野村長一 名曲決定盤 青空文庫