吝かでない
やぶさかでない
表現形容詞
標準
ready (to do)
文例 · 用例
そうした助言に対し、チチコフは謝意を述べて、場合によっては御忠告に従うに決して吝かでないと答えた。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
――ご辺が遺孤を守る忠節は、これを諒とし、これを賞めるに吝かでないが、依然、武力を行使し、侵略を事とし、魏を攻めんなどとする志を持つに至っては、まさに、救うべからざる好乱の賊子、蜀の粟を喰って蜀を亡ぼす者でなくてなんぞ。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫
あるとき、心ならずものわかりよさに敗けたとして、私たちはやはり明瞭に自分をごまかさずその敗北を認め、その中での努力をおしまず、善戦をつづけている人々への喝采と励しとその功績を評価するにやぶさかでない精神をもたなければならない。
— 宮本百合子 『ものわかりよさ』 青空文庫
しかし同様に内的連絡のある個所が春曙抄本に見いだせるとすれば、自分はその個所を『枕草紙』の原形に近いものとして認めるにやぶさかでない。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
つまり芸術行脚、名匠行脚という、僕が今でも時々出かけるのにやぶさかでないやつさ。
— DAS EISENBAHNUNGLUCK 『鉄道事故』 青空文庫
骨もおしまず、必要を洞察し、経済的なことでも私は出来るときは出来るだけのことをする、やぶさかでない利己的でない人間としてはっきり理解させ、或意味では恐縮に思って貰う位で、はじめてその人柄というものの力で通してゆけるようになるのが平凡なぐるりでの順序です。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
さういふことには無關心な自分なども、事自分の命數となると、關心にやぶさかでない。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
筆者も認めるにやぶさかでないが、自分の妻や兄妹、あるいは仲間の兄妹はこの世で一番優しい目を持っている。
— TREGARTHEN'S WIFE 『トリガーセンの妻』 青空文庫
作例 · 標準
たとえ困難な道でも、彼のためなら喜んで協力します。吝かではありません。
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彼女は新しい仕事に挑戦することに吝かではない様子で、意欲的に準備を進めていた。
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もし何か手伝えることがあれば、遠慮なく言ってください。私は吝かではありませんよ。
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