槍方
やりほう
名詞
標準
文例 · 用例
鹿島槍方面からは、此急斜面を下って谷底に達することが確に危険に感ぜらるるであろうし、また彼の一枚岩に取り付くのが多少面倒であろうと思われる。
— 木暮理太郎 『八ヶ峰の断裂』 青空文庫
こうして同勢八百人、鉄砲足軽を真っ先に立て弓方|鎗方を段々に備え、浪人組に旗本を守らせ、あるいは騎馬、または徒歩、狩犬の群を引卒し小荷駄兵糧を殿として、太鼓、陣鉦、法螺貝の音に、まだ明けぬ夜を驚かせて恵那山指して押し出した。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
そういう事をやって居るうちに時機を計って、主任導師が数珠を振り上げ打ち付ける真似をしますと、鎗方の僧侶が鎗をその草屋の内に打ち付けます。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫