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曼舟

曼舟
名詞
1
標準
文例 · 用例
何故ならばといふに、曼舟氏の風景ばかりといふ、世にも映えない仕事に対して、通俗的評価はあまりにその風景許りを描いてゐるといふことを単純に考へすぎてゐるやうである。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
ある道徳的基準が、曼舟氏の作品に支柱を打ちこんでゐるといつた作品ではない、さうした作品はどのやうに華美に描かれ、自由奔放な出来であつても矢張り川村曼舟氏の持ち物ではない矢張り一見硬いと思はれる、山岳樹木に人知れぬ表現の柔和さを潜めた心意気を我々は発見して曼舟氏の作品の甘味に触れるのである。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
曼舟氏にしてみれば、自然の正確な位置を伝へることが自分の仕事であつて、一枚の風景を描くとき、有りもしない情緒や余韻をつくつて、自然を歪曲する態度の風景画家の仕事とはおよそ反対の立場にあるのである。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
」川村|曼舟氏と蛇4・5(夕) 春が暖かくなるにつれて、蛇がそろそろ穴から這ひ出すやうになつた。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
数多い山元春挙氏の門弟のなかで、誰の眼にも一番光つて見えるのは川村曼舟氏である。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
曼舟氏は実際えらい、画も上手に描くのみならず、他の人が二本の脚でする旅行をも、氏は平気で一本脚でするからである。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
曼舟氏は小供の時から足が悪かつた。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
曼舟氏は義足をつけて、同門の人達と一緒に日本アルプスへ写生旅行に立つた。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫