読三
よみさん
名詞
標準
文例 · 用例
(「走れメロス」再読三読いよいよ、よし。
— 太宰治 『自作を語る』 青空文庫
再読三読、なお飽くことを知らず。
— 泉鏡花 『遠野の奇聞』 青空文庫
高潔婉麗の筆、高雅端壮の文、情義兼ね至り、読者をして或は粛然|襟を正さしめ、或は同情の涙を催さしめ、また或は一読三歎、案を打って快哉を叫ばしむるところもある。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
京伝の義弟山東京山がその作「先読三国小女郎」のなかで「今じゃ合巻といえば子供までが草双紙のことだと思いやす」とある、これは文化九年のことだが、この三馬と六樹園の会ったころは合巻の出はじめたころで、その合巻に先鞭をつけたのはじつに三馬その人であった。
— 林不忘 『仇討たれ戯作』 青空文庫
当時これ等の名篇は創作探偵小説界に於ける空谷の跫音として、何人も一読三嘆したものだが、O君の伝える所によると、作者は相当の年配いやむしろ老人だということだった。
— 甲賀三郎 『キビキビした青年紳士』 青空文庫
読者はよろしく再読三読して、その妙味を味ってほしいと思う。
— 小酒井不木 『「マリー・ロオジェ事件」の研究』 青空文庫
関野・平子両君の論文をも再読三読した。
— 喜田貞吉 『法隆寺再建非再建論の回顧』 青空文庫
由来から考えればそれでいいわけであって、かかる本は、再読三読するためには本装をしなければならない。
— 恩地孝四郎 『書籍の風俗』 青空文庫