不届き千万
ふとどきせんばん
名詞形容動詞
標準
very rude
文例 · 用例
厳格な先生のところへ、そういう不届き千万な要求を持ち込むのだから心細い。
— 寺田寅彦 『田丸先生の追憶』 青空文庫
しかし、服装や荷物を一見してお客の品定めをし宿泊を断るというに至っては、不届き千万である。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
おかめひょっとこのように滑稽もの扱いにするのは不届き千万さ。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
そうだ、これとて不届き千万ではあるが、それにも増して許し難いのは窩人の身分でありながら、その白法師めの説法を窃かに信じる者があり、宗介天狗を勧請した天狗の宮の境内で毎夜毎夜|集会をなし、その白法師を呼び迎え説法を聞く者があるということじゃ。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
「噂によれば葉之助という仁は、内藤殿のご家中でも昼行灯と異名を取った迂濶者だということであるが、それが正しく事実ならさような人間を使者によこされた内藤家こそ不届き千万」こう云う者さえ出て来るようになった。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
不届き千万な奴、痛みつけてやれと、足音をぬすんで忍び寄り、襖を閉め切って、鼠をそこに閉じ込めることが出来た。
— 豊島与志雄 『広場のベンチ』 青空文庫
」と怒り声を上げた「なんだなんだ、不届き千万!
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
一応引くことに致しましょう」 驚いたのは伊集院、「何を云われる、不届き千万!
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
作例 · 標準
お客様から預かった大切な品をぞんざいに扱うとは、不届き千万な店員だ。
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嘘をついて同僚に責任を押し付けるなど、社会人として不届き千万な行いである。
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親の財布から黙ってお金を抜き取るなんて、不届き千万な息子だと呆れ果てた。
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