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雲を霞と

くもをかすみと
表現
1
標準
(flee) like the wind
文例 · 用例
」 や、これを聞くと、雲を霞と河岸へ遁げた。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
』と指す彼方を見渡すと、生殘つたる獅子の一團は、雲を霞と深林の中へ逃失せた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
御者は真一文字に馬を飛ばして、雲を霞と走りければ、美人は魂身に添わず、目を閉じ、息を凝らし、五体を縮めて、力の限り渠の腰に縋りつ。
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
白い馬を酒場の窓際にたゝせてをいてから酒の瓶をもちだしてちびりちびりと飲みだした馬を窓際につないでをいたのは、もし街の兵隊が捕まへにきたなら、ひらりと得意の馬術で窓から馬の背にとびのつて雲を霞と逃げ失せるつもりであつたのです。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
三 馬は窓際に立たしてをきました、それは、もしも大将を捕へようと、街の兵隊が押しよせてきたときには、大将はひらりと窓をのり越えて、馬の背にまたがつて、雲を霞と逃げてしまふ用意であつたのです。
童話集 小熊秀雄全集-14 青空文庫
判をおさせるまでは律儀気な顔をしてゐて、とつてしまつたら、雲を霞と逐電してしまはう!
牧野信一 熱い風 青空文庫
彼等はあたふたと逃げ惑つて、道を選ぶ余裕なく取るものも取りあへず流れへ飛び込み田畑をまたいで、雲を霞と壮烈な遁走を試みるのであつた。
「吾が昆虫採集記」の一節 夜見の巻 青空文庫
といふ悲鳴を挙げると一緒に、酒場を飛び出すと、灰色のチユニツクの裾を翼のやうに翻へしながら雲を霞と街の彼方へ逃亡した。
牧野信一 山彦の街 青空文庫
作例 · 標準
泥棒はパトカーのサイレンを聞くやいなや、路地裏を抜けて雲を霞と逃げ去った。
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悪巧みがバレそうになった男は、言い訳もせずにその場を雲を霞とずらかってしまった。
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借金の取り立てが来ると知るや、彼は家財道具をまとめて雲を霞と行方をくらました。
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雲を霞と(くもをかすみと) — 幻辞.com