第二の天性
だいにのてんせい
表現名詞
標準
second nature
文例 · 用例
その原因は気候の険悪などというためではなくて、人と人との間に養成された習慣が第二の天性に変化したのである。
— 寺田寅彦 『電車と風呂』 青空文庫
ギッシングのやうに独居を好む人は特別だと云ふかも知れないが、英国人の自由を愛する念と云つたら、殆ど第二の天性として一般に行き渡つてゐるのだから、強制徴兵に対する嫌悪の情は、誰しもギッシングに譲らないと見ても間違はないのである。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
――かうした一種のシニツクな心持は予自身に於ても決して餘り珍重してゐないに拘らず何時かしら殆ど予の第二の天性の如くなつて來てゐるのである。
— 石川啄木 『郁雨に與ふ』 青空文庫
この殆んど第二の天性となった東洋的思想の傾向と近代思想の理解との衝突は啻に文学に対してのみならず総ての日常の問題に触れて必ず生ずる。
— ――遺稿を整理して―― 『二葉亭四迷』 青空文庫
この御都合主義はいつしか沖縄人の第二の天性となって深くその潜在意識に潜んでいる。
— 伊波普猷 『沖縄人の最大欠点』 青空文庫
しかし或快楽論者では、我々が今日快楽を目的としない自然の欲求であると思うている者でも、個人の一生または生物進化の経過において、習慣に由りて第二の天性となったので、元は意識的に快楽を求めた者が無意識となったのであると論じている。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
成程我々の欲求の中には此の如き心理的作用に由って第二の天性となった者もあるであろう。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
自分と雖ども實は、幾年來の習慣で朝寢が第二の天性となって居るので…… 午後の三時、規定の授業は一時間前に悉皆終つた。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
作例 · 標準
自転車に乗ることは、長年の練習を経て、彼にとって第二の天性となりました。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
十分に練習すれば、ピアノを弾くことは第二の天性のように感じられるでしょう。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼は緊急事態に即座に反応しました。まるで助けることが第二の天性であるかのようでした。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite