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老杉

ろうさん
名詞
1
標準
old cryptomeria
文例 · 用例
その寺は庭が広く、背後に老杉の茂った林があったので、彼の瞑想的な散歩に最も好ましい所であった。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
此の小屋の上に聳えた美しい老杉までが其爲に物凄く恐ろしく無氣味なものに感ぜられた。
寺田寅彦 寫生紀行 青空文庫
この小屋の上にそびえた美しい老杉までがそのために物すごく恐ろしく無気味なものに感ぜられた。
寺田寅彦 写生紀行 青空文庫
頂上まで殆ど一直線に付けられた巌石の道で、西側には老杉亭々として昼なお暗く、なるほど道の険しい事は数歩|前の巌角の胸を突かんばかり、胸突き八丁の名も道理だ。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
去って日枝神社に詣でると、境内に老杉多く、あわれ幾百年を経たかと見えるのもあった。
岡本綺堂 秋の修善寺 青空文庫
料亭と旅館を兼ねた家であって、老杉に囲まれ、古びて堂々たる構えであった。
太宰治 花火 青空文庫
老杉の陰から白い浴衣を着た小さい人が、ひょいとあらわれた。
太宰治 花火 青空文庫
反歌障子にすずろにひびく筬の音山辺の春はすでに動きぬ山かげの懸樋の縁の紐氷柱本末ほそうなりにけるかも造り酒屋の歌水きよき多摩のみなかみ、南むく山のなぞへ、老杉の三鉾五鉾、常寂びて立てらくがもと、古りし世の家居さながら、大うから今も居りけり。
北原白秋 海阪 青空文庫
作例 · 標準
神社の境内には、樹齢数百年を超える老杉が何本もそびえ立っている。
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台風で多くの木が倒れたが、どっしりと根を張った老杉はびくともしなかった。
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天まで届くかのような老杉の並木道は、訪れる人を荘厳な気持ちにさせる。
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