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臥竜梅

がりょうばい
名詞
1
標準
文例 · 用例
分りまへんよってにあげまひょう」「そんなら、それを貰いまして、臥竜梅と解きます」「なんでやねン」「その心は、幹(ミッキー)よりも花(鼻)が低い、とナ」 これは単なる謎々であって、探偵小説ではない。
海野十三 軍用鼠 青空文庫
幸い臥竜梅を早く思いついたから、それで謎は出来上ったことにしたわけだが、その連鎖事項がすこし薄弱性を帯びていることを否み得ない。
海野十三 軍用鼠 青空文庫
江東梅園も臥竜梅と一しょにとうに滅びてしまっているであろう。
芥川龍之介 本所両国 青空文庫
」父「臥竜梅はもうなくなっただろうな?
芥川龍之介 本所両国 青空文庫
四 さて萩原新三郎は山本志丈と一緒に臥竜梅へ梅見に連れられ、その帰るさに彼の飯島の別荘に立寄り、不図彼の嬢様の姿を思い詰め、互いに只手を手拭の上から握り合ったばかりで、実に枕を並べて寝たよりも猶深く思い合いました。
怪談牡丹灯籠 怪談牡丹灯籠 青空文庫
仙台の有志では、この不時の珍客を歓迎して、相当の集まりを催す計画が起りましたけれども、駒井は悉くこれを辞退して、養賢堂の儒臣が送ろうというのも辞退して、そうして折返し月ノ浦への戻り道、松島へ来て瑞巌寺を訪れると、折よく典竜老師が臥竜梅の下で箒を使っていたのを見かけました。
白雲の巻 大菩薩峠 青空文庫
それとても、そんな難事ではない、そっと人知れぬ宵闇に、あの瑞巌寺の、人目の少ない境内の臥竜梅のうつろの中へ、握飯なり、干飯なり持って行って、隠して置いてやりさえすればいいのだ、それだけのことはしてやらずばなるまい。
白雲の巻 大菩薩峠 青空文庫
白雲はその翌日から、瑞巌寺へ日参して絵を描くことになったのは幸い――そうしてその夕暮、お松は絵の先生を迎えに行くふりをして、臥竜梅のうつろの使命の第一日を首尾よく果しました。
白雲の巻 大菩薩峠 青空文庫