大儀そうに
たいぎそうに
副詞
標準
wearily
文例 · 用例
「人間の心が蒸発して霞になりそうな日だね」と言ったら、一|間ばかりあとを雪駄を引きずりながら、大儀そうについて来た妻は、エヽと気のない返事をして無理に笑顔をこしらえる。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
が、丁度、橇からおりた者が、彼のうしろから大儀そうにぞろ/\押しよせて来た。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
やがてわけもなく餌食を平らげて湯ともいわず、ふッふッと大儀そうに呼吸を向うへ吐くわさ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
春の末の夕暮れに一人の男が大儀そうに敷居をまたげた。
— 国木田独歩 『窮死』 青空文庫
清逸はやがて大儀そうにその上をまた落葉で掩うて立ち上った。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
すると、おかみさんは、ちょうどあなたのいられるその帳場に大儀そうに頬杖ついていられたが、少し窓の方へ顔を覗かせて言われました。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
その顔を上げているのが大儀そうに、またがッくり俯向くと、白髪の中から耳の上へ、長く、干からびた腕を出したんですがね、掌が大きいの。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
晃一は所在ない陰気な日曜をまる一日、弟の枕もとに寝そべって弟のために買って来た新刊書などを自分で読みながら過すのだったが、ふと二人の顔が会うと、旻は黙って微笑してみせて、さて大儀そうに首をそむけて眼を閉じた。
— 渡辺温 『勝敗』 青空文庫
作例 · 標準
「国を裏切るなど、大逆無道にもほどがある!」と彼は激昂した。
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領土を欲しがるあまり、隣国に対して大逆無道の行為に及んだ。
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歴史書には、数々の大逆無道の人物とその末路が記されている。
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