赤羽
あかばね
名詞
標準
文例 · 用例
」 汽車は赤羽をすぎ、大宮をすぎ、暗闇の中をどんどん走っていた。
— 太宰治 『姥捨』 青空文庫
しかしとにかく一度ゴルフ場へお伴をして見学だけさせてもらおうということになって、今年の六月末のある水曜日の午前に二人で駒込から円タクを拾って赤羽のリンクへ出かけた。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
震災前と比べて王子赤羽|界隈の変り方のはげしいのに驚いた。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
赤羽のリンク半日の清遊の帰り途に、円タクに揺られているうちにこんな空想が白日の夢のように頭の中をかすめて通ったのであった。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
「赤羽で今電氣を焚くところをこさへて居るが、其れが出來るとはや……」こんな事を話して居る男があつた。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
今朝、上野を出て、田端、赤羽――蕨を過ぎる頃から、向う側に居を占めた、その男の革鞄が、私の目にフト気になりはじめた。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
」 六「昨年のことで、妙にまたいとこはとこが搦みますが、これから新宿の汽車や大久保、板橋を越しまして、赤羽へ参ります、赤羽の停車場から四人|詰ばかりの小さい馬車が往復しまする。
— 泉鏡花 『政談十二社』 青空文庫
七 婆さんは過日己が茶店にこの紳士の休んだ折、不意にお米が来合せたことばかりを知っているが――知らずやその時、同一赤羽の停車場に、沢井の一行が卓子を輪に囲んだのを、遠く離れ、帽子を目深に、外套の襟を立てて、件の紫の煙を吹きながら、目ばかり出したその清い目で、一場の光景を屹と瞻っていたことを。
— 泉鏡花 『政談十二社』 青空文庫
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赤羽(あかばね)は、東京都北区の町名。現行の行政地名は赤羽一丁目から赤羽三丁目。住居表示実施済区域。周辺を含めた広域地名として使われることもある。
出典: 赤羽 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0