寄屋
寄屋
名詞
標準
文例 · 用例
六 銀座四丁目から数寄屋橋まで歩いて、それから廻れ右をして帰って来るとやはりもとの同じ銀座四丁目に帰って来る。
— 寺田寅彦 『KからQまで』 青空文庫
御堂の裏、田圃の大金の、とある数寄屋造りの四畳半に、膳を並べて差向った折からで。
— 泉鏡花 『妖術』 青空文庫
糸塚さ、女※様、素で括ったお祟りだ、これ、敷松葉の数寄屋の庭の牡丹に雪囲いをすると思えさ。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
日本ばし数寄屋町の花柳街に住み当時東京中で名うての幇間だった。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
加奈江は独りでさっさと数寄屋橋の方へ駆けるように離れて行った。
— 岡本かの子 『越年』 青空文庫
邦楽座わきの橋の上から数寄屋橋のほうを、晴れた日暮れ少し前の光線で見た景色もかなりに美しいものの一つである。
— 寺田寅彦 『LIBER STUDIORUM』 青空文庫
こんなことを考えながら歩いているうちに、いつのまにか数寄屋橋に出た。
— 寺田寅彦 『蒸発皿』 青空文庫
去年の夏|数寄屋橋の電車停留場安全地帯に一人の西洋婦人が派手な大柄の更紗の服をすそ短かに着て日傘をさしているのを見た。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫