圧伏
あっぷく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
overpower
文例 · 用例
」 同時に軍夫の一団はばらばらと立かかりて、李花の手足を圧伏せぬ。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
」 同時に軍夫の一団はばらばらと立懸りて、李花の手足を圧伏せぬ。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
私は父の熱誠に圧伏されながらも、生涯の楽しみを奪われた悲しさに涙をポトポトと落しながら聞いていた。
— 夢野久作 『父杉山茂丸を語る』 青空文庫
…… 段々|孤家の軒が暗くなって、鉄板で張ったような廂が、上から圧伏せるかと思われます……そのまま地獄の底へ落ちて行くかと、心も消々となりながら、ああ、して見ると、坂下で手を掉った気高い女性は、我らがための仏であった。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
洞斎兄がや、足腰の立たん中気の病人がや、四年越、間がな、隙がな、牝の姿が立違うて、ちょっとの間見えぬでも、噛みついて、咽笛を圧伏せるようにゃ、気精を揉んだは何のためや、お冬おのれが、ここな、この、木彫師、直槙。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
後ようやく人間に圧伏せられて、家畜という境涯に落ちたればこそ、ここに初めて門を守るという役目を仰せ付けられたる次第なれ。
— 堺利彦 『婦人の天職』 青空文庫
男子に圧伏せられてその奴隷たるがごとき境涯に落ちたればこそ、ついにかかる迷惑の役目をも背負わされたるなれ。
— 堺利彦 『婦人の天職』 青空文庫
だが、今の所、「分らないもの」及び感性能力の貧弱な人々にまでも明確に了解させねばならぬそれほども、私は私自身の独断的表現を圧伏させ、文学入門的詳細な説明をしていることは、月評としては赦されない。
— 感覚活動と感覚的作物に対する非難への逆説 『新感覚論』 青空文庫
作例 · 標準
毎日、圧伏について考えています。
我が社の圧伏戦略は重要です。
圧伏の原理は複雑である。
圧伏という言葉が頭から離れない。