柳営
りゅうえい
名詞
標準
文例 · 用例
表通りはなかなかの構えで、柳営御用|槍師と、なるほど大きな看板が見える。
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
そのお口をいやすために、加賀大納言が、加、越、能、百万石の威勢にかけて、冬、お国もとで雪を凍らせ、道中金に糸目をつけずにこれを江戸ご本邸に運ばせて、本郷のこのお屋敷内の雪室深くへ夏までたくわえ、土用さなかの黄道吉日を選んで柳営に献上するのが毎年の吉例でした。
— 子持ちすずり 『右門捕物帖』 青空文庫
こうした感情の食い違いが、主従の間に深くなるにつれ、国政日に荒んで、越前侯乱行の噂は江戸の柳営にさえ達した。
— 菊池寛 『忠直卿行状記』 青空文庫
そこで起こったのが継嗣問題で紀州吉宗を立てようとするものと、尾州継友を迎えようとするものと、柳営の議論は二派に別れた。
— 国枝史郎 『天主閣の音』 青空文庫
沖田だけは、従軍させては不可ないと」「…………」「松本先生には、君は、一方ならないお世話になった筈だ」「現在もお世話になっております」「柳営の御殿医として、一代の名医であるばかりでなく、豪傑で、大親分の資を備えられた松本先生が、然う仰せられるのだ。
— 国枝史郎 『甲州鎮撫隊』 青空文庫
柳営|絵所預りは法眼|狩野融川であったが、命に応じて屋敷に籠もり近江八景を揮毫した。
— 国枝史郎 『北斎と幽霊』 青空文庫
たった今柳営のお勤め先から自宅へ帰ったところであってまだ装束を脱ぎもしない。
— 国枝史郎 『北斎と幽霊』 青空文庫
「お屋敷の方々お出合い下され、江戸|柳営より遣わされた、黒鍬組の隠密が、西丸様お企ての秘密を探りに、当屋敷へ忍び込みましてござる!
— 国枝史郎 『怪しの者』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
柳営(りゅうえい) 柳営 - 幕府、征夷大将軍を指す語。近衛大将の唐名 柳営区 - 台湾台南市の市轄区 柳営駅 - 台湾台南市柳営区の駅 柳営補任 - 江戸幕府の諸役人の任免記録 柳営秘鑑 - 江戸時代の書籍
出典: 柳営 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0