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二豎

にじゅ
名詞
1
標準
demon of ill health
文例 · 用例
本県の中学は昔時より善良温順の気風を以て全国の羨望する所なりしが、軽薄なる二豎子の為めに吾校の特権を毀損せられて、此不面目を全市に受けたる以上は、吾人は奮然として起つて其責任を問はざるを得ず。
夏目金之助 坊っちやん 青空文庫
その結果、出来た図は八十枚程あるが、不幸その後中村先生は、二豎の冒すところとなり、大正十三年二月二十一日|溘焉として長逝された。
第一部 牧野富太郎自叙伝 牧野富太郎自叙伝 青空文庫
近づける速度が非常にゆっくりしていれば、近づいて行く間に鉄はだんだん冷却し、氷はだんだんに解け、解けた水は暖まり、それでいよいよ接触する瞬間にはもう両方の温度の差はわずかになっているから、接触しても別にじゅっともすうとも云わない。
寺田寅彦 猫の穴掘り 青空文庫
見る眼に今や鷺町の家も路面も真夏の午前の陽の光りにじゅく/\と油で揚げられかけております。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
奴は黒い僧服をまとって乗り込み、箱のなかにじゅうぶんな金を入れてて、それで竜骨から大檣までまるごと買収できる。
THE "GLORIA SCOTT" グローリア・スコット号 青空文庫
すぐそばには、おいしそうにじゅくしたいちごの実をつけたひと枝と、いいかおりのする木の根がひと束おいてありました。
DE VILDE SVANER 野のはくちょう 青空文庫
それであるから、とうてい互いにじゅうぶんあい解することはできないのである。
伊藤左千夫 去年 青空文庫
そうして、しまいには焼火箸のようにじゅっといってまた波の底に沈んで行く。
夏目漱石 夢十夜 青空文庫
作例 · 標準
昔の人は病気を二豎の仕業と考え、祈祷で治そうとすることが多かった。
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二豎が体を蝕むという言い伝えは、病気の原因が分からなかった時代の名残だ。
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二豎の魔の手から逃れる」という表現は、病から回復することを意味する。
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