狭路
きょうろ
名詞
標準
文例 · 用例
〕下の諏訪秋宮に詣り、田間の狭路をすぐ。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
千重屋向一湾開、狭路鎖風風不来、九月葡京猶苦熱、樹陰傾尽納涼杯。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
層楼櫛比舞埃城、狭路電車縦又横、日欲※時人集散、肩肩轂轂撃摩行。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
せめて若狭路へでも入ってからゆっくりしよう」 と小六は強い力で、お延の手を曳いたまま歩きかけたが、さすがにお延は新九郎に後ろ髪をひかれるかして、小六の腕から身を反らして振り顧った。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
のみならず魏勢は谷間や山陰の狭路に埋伏していたので、その力は分裂しているし、主将の命令は各個に一貫していない。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫
「いま閣下と私で、おのおの二軍を編制し、箕谷と斜谷にわかれて、おたがいに狭路を擁し、彼の通過を待ち伏せます。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫
ひがしは近江から北は若狭路にまでなって来たには理由がある。
— 湊川帖 『私本太平記』 青空文庫
一縷の狹路、之に通ず。
— 大町桂月 『妙義山の五日』 青空文庫