嶮道
嶮道
名詞
標準
文例 · 用例
申したほどの嶮道で、駕籠は無理にもどうでしょうかな――その時七十に近い村長が、生れてから、いまだかつて馬というものの村へ入ったのを見たことがなかったのでございますよ。
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫
遡流は氷室山の麓を赤松の林と断崖のほそぼそした嶮道に沿つて右へ右へと寄るのが法とみえる。
— 北原白秋 『日本ライン』 青空文庫
遡航は氷室山の麓は赤松の林と断崖のほそぼそとした嶮道に沿って右へ右へと寄るのが法とみえる。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
米友も、自分の力においては自負しているところがあるつもりだけれど、この地蔵様を背負って、この六里の嶮道を越えるということは、残念ながら覚束ないことであります。
— 慢心和尚の巻 『大菩薩峠』 青空文庫