能弁家
のうべんか
名詞
標準
orator
文例 · 用例
不安も、焦燥も、はにかみも、綺麗に除去せられ、自分は甚だ陽気な能弁家になるのでした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
私と峻とは、この能弁家にすっかり弱らされた。
— 佐左木俊郎 『秋草の顆』 青空文庫
余は級中随一の能弁家として人気高し。
— 牧野信一 『サフランの花』 青空文庫
」 そして稍暫く向ひ会つてゐるうちに、不図私は急な能弁家になつた。
— 牧野信一 『熱い風』 青空文庫
原告は、非常な能弁家だつた。
— 牧野信一 『毒気』 青空文庫
彼は泪を滾したり、無口の人となる代りに、大層快活になり、能弁家になりました。
— 海野十三 『赤耀館事件の真相』 青空文庫
むしろ能弁家で、毒舌家で人をさいなむ場合にも、喋舌りまくる兵馬ではあったけれど、感情が極度に昂奮していた。
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
然し非常な能弁家で、彼の舌の先から唾液を容赦なく我輩の顔面に吹きかけて話し立てる時などは滔々滾々として惜い時間を遠慮なく人に潰させて毫も気の毒だと思わぬ位の善人かつ雄弁家である。
— 高浜虚子 『漱石氏と私』 青空文庫
作例 · 標準
彼は生まれながらの能弁家で、どんなテーマでも雄弁に語る。
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優れた能弁家は、言葉の力で人々の心を動かすことができる。
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その弁護士は法廷で能弁家ぶりを発揮し、見事に依頼人を弁護した。
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