瀰散
瀰散
名詞
標準
文例 · 用例
そうしてそれはリッターのいわゆる『遠心的』星雲を形成して次第にますます膨張を続けつつ徐々に空間中に瀰散するであろう。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
これは札幌へ帰ってきてからの話であるが、低温研究所の小林君が瀰散霧函の中で、人工雪の実験をしているうちに、この型の結晶を見つけた。
— 中谷宇吉郎 『黒い月の世界』 青空文庫
瀰散霧函内の空気も、「最純」状態になっている。
— 中谷宇吉郎 『黒い月の世界』 青空文庫
例えば根の細胞膜を透して、肥料成分が瀰散に類似の経過で吸収される速度などの中には、物理的な意味での時がはいっている。
— 中谷宇吉郎 『稲の一日』 青空文庫
肥料の吸収と限らず、植物体内の成分の移動などには、この瀰散的な経過が到るところで生じているはずである。
— 中谷宇吉郎 『稲の一日』 青空文庫