若殿原
わかとのばら
名詞
標準
young lords
文例 · 用例
はからずもこの満月に狃染んでからというもの、曲りかけている腰を無理に引伸ばし、薄い白髪鬢を墨に染め、可笑しい程派手な衣裳好みをして、若殿原に先をかけられまいという心遣いや金づかいに糸目を附けず。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
どれも之も及第しさうもない若殿原だ。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
斯様な若殿原に茶にされて堪るもんかい。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
時頼|世の有樣を觀て熟々思ふ樣、扨も心得ぬ六波羅武士が擧動かな、父なる人、祖父なる人は、昔知らぬ若殿原に行末短き榮耀の夢を貪らせんとて其の膏血はよも濺がじ。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
時頼|世の有樣を觀て熟※思ふ樣、扨も心得ぬ六波羅武士が擧動かな、父なる人、祖父なる人は、昔知らぬ若殿原に行末短き榮耀の夢を貪らせんとて其の膏血はよも濺がじ。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
思へども思はずとのみ云ふなればいなや思はじ思ふかひなし これは云うまでもなく御姫様が、悪戯好きの若殿原から、細々と御消息で、鴉の左大弁様の心なしを御承知になっていたのでございます。
— 芥川龍之介 『邪宗門』 青空文庫
武家の若殿原には、此輩の導引で頻りに遊蕩に耽溺する者が出て来た。
— 後期王朝文学史 『女房文学から隠者文学へ』 青空文庫
せっかくの巻狩に臨み太閤様の松蕈のごとく、または東京市内の釣堀のごとく、当日の獲物が一区の平地に飼い附けてあっては、狂言の大名ならばいざ知らず、元気な若殿原はまずもって承知できないであろう。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
作例 · 標準
「若殿原、こちらへお集まりくだされ」と老中が一同を促した。
Illusions AI · gemini-2.5-pro
宴の席には、きらびやかな衣装をまとった若殿原がずらりと並んでいた。
Illusions AI · gemini-2.5-pro
今日の蹴鞠の会には、多くの若殿原が参加されると聞いている。
Illusions AI · gemini-2.5-pro