雑爼
ざっそ
名詞
標準
文例 · 用例
「唐代は詩文ともに最も隆昌をきわめ、支那においては空前絶後ともいうべき時代でありますから、小説伝奇その他の文学に関する有名の著作も甚だ多く、なにを紹介してよろしいか頗る選択に苦しむのでありますが、その中でわたくしは先ず『酉陽雑爼』のお話をすることに致します。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
官は太常外卿に至りまして、その著作は『酉陽雑爼』(正編二十巻、続集十巻)をもって知られて居ります」 古塚の怪異 唐の判官を勤めていた李※という人は、高陵に庄園を持っていたが、その庄に寄留する一人の客がこういうことを懺悔した。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
「唯今は『酉陽雑爼』と『宣室志』のお話がありました。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
時代の関係上、鎌倉時代の産物たる『今昔物語』その他は、主として漢魏、六朝、唐、宋の怪談で、かの『捜神記』、『酉陽雑爼』、『宣室志』、『夷堅志』、などの系統である。
— 岡本綺堂 『妖怪漫談』 青空文庫
はじめて久我と逢ってからまだ四月にも足らないのに、ひとりはもう空へかえり、ひとりは汚濁雑爼のなかへのこされた。
— 久生十蘭 『金狼』 青空文庫