蘊蓄
うんちく異読 ウンチク
名詞頻度ランク #40396 · 青空 82 例
標準
great erudition
文例 · 用例
学会などにおけるディスカッション振りにも、やはり優れた頭脳と蘊蓄を示して、常に「最後の言葉」を話す人であったそうである。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
自分の臨床上の技倆と研究上の蘊蓄とを、院長はじめ他の人々のそれと比較すべき時が來た。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
彼はその数十年の蘊蓄を傾けて、フランス料理の憲法を編み初めた。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
芝居の舞台装置をはじめてやる方は、平生から芝居をよく見てて僕ならこうやるというわけで、蘊蓄を傾けられるのですが、芝居の方には二百何十年という長い間の伝統があって、いろいろ工夫を積んだ結果、今日のようなものになっているのですから、平凡なようでも無事な型が出来ている。
— 岡本綺堂 『久保田米斎君の思い出』 青空文庫
いつぞやも友達から借りた本の表紙を舐めつくして、私にお詫言葉の蘊蓄を傾けさせた。
— 種田山頭火 『草と虫とそして』 青空文庫
幼年から数奇な運命は彼の本来の性質の真情を求めるこころを曲げゆがめ、神秘的な美欲や愛欲や智識欲の追躡といふやうな方面へ、彼の強鞣な精神力を追ひ込み、その推進力によつて知らぬ間に、彼の和漢の学に対する蘊蓄は深められてゐた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
勿論、二人とも最初は林技師の蘊蓄の物凄いのに仰天して膝を乗出して傾聴していたものであったが林技師大得意のスカンジナビヤ半島談あたりからポツポツ退屈し初めたらしく、二人ともアンマリ欠伸を噛み殺して来たためにスッカリ涙ぐんでしまっていた。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
呉秀三博士の『精神啓微』や『精神病者の書態』を愛読して、親しく呉博士を訪うて蘊蓄を叩いたのはやはりその頃であった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
作例 · 標準
例句