透脱
とうだつ異読 ちょうとつ
名詞
標準
liberation
文例 · 用例
自殺者は必ずしも生死透脱底の人ぢやない、否、寧ろ生死の奴隷が多い、しかし自殺は一大事であるには相違ない。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
放屁を抑へようとして四苦八苦するのも未だ法を会得すること遠きがゆゑであり、放屁の漏出に狼狽して為すところを忘れるのも未だ全機透脱して大自在を得る底の妙覚に到らざるがゆゑである。
— 坂口安吾 『閑山』 青空文庫
即ち透脱して大解脱を得たならば、拈花も放屁も同一のものであるに相違ない。
— 坂口安吾 『閑山』 青空文庫
正法には必ず障礙のあるもの、放屁を抑えようとして四苦八苦するのも未だ法を会得すること遠きがゆえであり、放屁の漏出に狼狽して為すところを忘れるのも未だ全機|透脱して大自在を得る底の妙覚に到らざるがゆえである。
— 坂口安吾 『閑山』 青空文庫
即ち透脱して大自在を得たならば、拈花も放屁も同一のものであるに相違ない。
— 坂口安吾 『閑山』 青空文庫
どうせ伊貝だつて、土地をいつまでもあけておけるもんぢやない、遲かれ早かれ誰かに作つてもらはにやならんのだ、といつたが、これだけはほんとうだつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
「君、つかん事を訊くやうだが、姑蘇城外の蘇の字だね、あれは艸冠の下の魚と禾とは何方に書いた方がほんとうだつたかな。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
僕には、あの方がほんとうだつたのじやないか、とも思われるね。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
作例 · 標準
禅の修行を通じて、彼は精神的な「透脱」を得た。
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物質的な欲望から「透脱」することは、心の平穏に繋がる。
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この哲学書は、人間の苦悩からの「透脱」について考察している。
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