順流
じゅんりゅう
名詞
標準
文例 · 用例
これを聞いている間は、純一もこれまで自分が舟に棹さして下って行く順流を、演説者も同舟の人になって下って行くように感じていた。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
最初は順流れまたは御通しとも称して、正座から左右へ互いちがいに下って行き、後には登り盃とも上げ酌などとも謂って、末座の人を始めにして、上へ向かってまわるようにして変化を求めたが、いずれにしてもその大盃のくるまでの間、上戸は咽を鳴らし唾を呑んで、待遠しがっていたことは同じである。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫