無媒介
むばいかい
名詞
標準
immediacy
文例 · 用例
形から形へといっても、唯無媒介的に移り行くというのではない。
— 西田幾多郎 『絶対矛盾的自己同一』 青空文庫
現在というものを唯抽象的に考えれば、現在から現在へなどということは、飛躍的とか無媒介的とか考えられるかも知らぬが、弁証法においては、対立が即綜合、綜合が即対立ということであり、対立なくして綜合はないが、綜合なくして対立もない。
— 西田幾多郎 『絶対矛盾的自己同一』 青空文庫
自己自身を形成し行く世界の形から形へということは、あるいは飛躍的とか無媒介的とか考えられるであろう。
— 西田幾多郎 『絶対矛盾的自己同一』 青空文庫
表現作用というものを考えなければ、形から形へということは単に無媒介と考えられる、作用と形というものが無関係と考えられる。
— 西田幾多郎 『絶対矛盾的自己同一』 青空文庫
行為的直観とは全体が無媒介的に一時に現前するという如きことではない。
— 西田幾多郎 『絶対矛盾的自己同一』 青空文庫
私の行為的直観というのは、判断論理を媒介とせないで、唯無媒介的に、単に受働的ないわゆる直観から直観へと移り行くことを意味するのではない。
— 西田幾多郎 『絶対矛盾的自己同一』 青空文庫
ただここで注意しなければならないのは、この考えかたを導いている論理が、弁証法であって、そこでの媒介は、さきの宇宙的象徴の場のメディウム medium としての媒介ではなくて、無媒介の媒介とでもいうべき、ミッテル Mittel としての媒介であることである。
— 中井正一 『美学入門』 青空文庫
世界実在に就いての直接的な無媒介な無構成な、模写という根本的な関係をば、世界観という言葉は云い表わしている、というのである。
— 戸坂潤 『科学論』 青空文庫
作例 · 標準
現代社会では、情報が無媒介に伝わることはほとんどない。
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彼の思想は、あらゆるメディアの無媒介な影響を受け入れたものだった。
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無媒介に意見を交換できる場が、今必要とされている。
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