座興
ざきょう
名詞
標準
entertainment (at a party)
文例 · 用例
ついでに言うが、一般に言って写生の句は、即興詩や座興歌と同じく、芸術として軽い境地のものである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
たとえば昔からわが国でも座興として行なわれる影人形や、もっと進んでハワイの影絵芝居のようなものも、それが光と影との遊戯であるというだけでは共通な点がなくはない。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
今日の演説を座興も座興、一人の女を意識に上せて座興にしようとしている人見の軽薄さにはまったく腹が立った。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
いろんな処でいろんな女に出くはして、手を出して見たのも数は少くないが、どの女もどの女も、男にとつては座興のやうな気持でしかつきあへなかつた。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
どうです」 座興的であったが若い経営園主がゆうべ護謨園で話の序にこういうことを云ったのも想い出された。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
将軍家のお歌も、このとしあたりが最も真剣に御労作なされた御時期でございまして、その翌年あたりからは、御歌道にもおこたり、時たま御酒宴の御座興にたはむれのお歌をおよみになるくらゐのもので、まじめに御思案なされてお作りになる事は年に二度か三度、ほとんど数へるくらゐに少くなつてしまひました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
」 ばか、冗談だよ、からかってみたのさ、東京は、こんなにこわいところだから、早く国へ帰って親爺に安心させなさい、と私は大笑いして言うべきところだったかも知れぬが、もともと座興ではじめた仕事ではなかった。
— 太宰治 『座興に非ず』 青空文庫
梅水の主人夫婦も、座興のように話をする。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
作例 · 標準
宴会の座興として披露した手品が思いのほかウケて、ホッとした。
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新入社員たちが披露した座興のダンスで、会場は大いに盛り上がった。
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「まあ、座興だと思って聞いてくれ」と言って、彼は自慢の喉を披露した。
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