情け容赦
なさけようしゃ
名詞
標準
mercy
文例 · 用例
あの萬有を情け容赦なく鞭ち/\つた恐ろしくも小氣味いゝ暴王は老い盡す。
— 有島武郎 『春』 青空文庫
例えば、情け容赦なく地球を壊滅させたヴォゴン人について調べたいときには、キーボードから「ヴォゴン」と入れます。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
恋の始めにはいつでも女性が祭り上げられていて、ある機会を絶頂に男性が突然女性を踏みにじるという事を直覚のように知っていた葉子は、どの男に対しても、自分との関係の絶頂がどこにあるかを見ぬいていて、そこに来かかると情け容赦もなくその男を振り捨ててしまった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
気風に於いてN市の婦人連はひどく厳格で、あらゆる堕落あらゆる誘惑に対して気高い憤懣の情を抱き、如何なる弱点をも情け容赦なくやっつけた。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
彼はそういう生徒をどこまでも追及して、情け容赦なく懲罰を加えたものだ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
多少の咎めは覚悟していたが、追放とまでは考えなかったし、三日限りで、出て行けというのも、情け容赦のないきびしさであった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
昼のあいだ、太陽が情け容赦もなくすべての生物を焼き殺すので、蠍が石の下にもぐり込んで気違いのようになって物を螫したがっている時にでも、ラザルスは太陽のひかりを浴びたまま坐って動かず、灌木のような異様な髯の生えている紫色の顔を仰向けて、熱湯のような日光の流れに身をひたしていた。
— ラザルス 『世界怪談名作集』 青空文庫
ところが舶来の芝居は情け容赦がないもので、日本の勧善懲悪みたいにピエロも末はめでたしなどということは間違っても有り得ず、ヤッツケ放題にヤッツケられ、悲しい上にも悲しい思いをさせられるばかりだ。
— 坂口安吾 『土の中からの話』 青空文庫
作例 · 標準
悪人に対して情け容赦はしないと、彼は言った。
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裁判官は情け容赦なく、彼に厳しい判決を下した。
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どんな状況でも、情け容赦のない対応は避けたいものだ。
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