年甲斐
としがい
名詞
標準
one's age
文例 · 用例
」 などと年甲斐もなく男一|匹がそんな下らないことを考へたりするのも、麻雀に苦勞した人間でなければ分らない味かも知れない。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
一際広い真白な石甃を囲らした立派な墓所の中央に立っている巨大な石塔の前まで来ると、ソオ――ッと頸を伸ばしているうちに和尚は年甲斐もなく腰を脱かした。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
君は、いったい、なんだってあんな子守っ子だって笑ってしまうような甘ったるい芝居を、年甲斐もなくはじめる気になったのですか。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
戸田さんが年甲斐も無く自惚れて、へんな気を起したら困るとも思ったの。
— 太宰治 『恥』 青空文庫
」 私は年甲斐もなく、顔を赤くした。
— 太宰治 『富嶽百景』 青空文庫
」 と年甲斐もない事を言いながら、亭主は小宮山の顔を見て、いやに声を密めたのでありますな、怪からん。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
蝶子、わたしが小娘のおまえに年甲斐もなく縋り付いても嘆き度かったのは、このわたしの気の弱さだ。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
わたしは年甲斐もなくおまえのような小娘に何故それをなしたのだろうか。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
「年甲斐もないことはやめなさいよ」と、母は冬の海に入ろうとする父を厳しくたしなめた。
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年甲斐を考えて地味な色の服を選ぼうとしたが、結局一番好きなピンク色のブラウスを買った。
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彼は年甲斐もなく大学生に混ざって、真夏の炎天下でフットサルに夢中になっている。
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