天道様
てんとうさま
名詞
標準
the sun
文例 · 用例
あの白痴殿の女房になって世の中へは目もやらぬ換にゃあ、嬢様は如意自在、男はより取って、飽けば、息をかけて獣にするわ、殊にその洪水以来、山を穿ったこの流は天道様がお授けの、男を誘う怪しの水、生命を取られぬものはないのじゃ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
悪い事は出来んという天道様のお示しじゃ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
天道様の広大な御恵みの下で伸び伸びと暮いておりまする。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
人間外れたお役目柄が天道様の下で通用するかえ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
……また……これ程の親孝行な娘御の行末がお幸福にならねば、この猪口兵衛が天道様に対して相済まぬ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
「やっぱりお茶に縁が有らあね、……世間じゃお天道様と米の飯は附いて廻ると云うけれど、お前さんにゃ、貰水とお茶がついて廻るんだ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
人の大事にするものを取って来るのは何でもないが、私がいう宝物は、山の霊、水の精、また天道様が大事に遊ばすものもあろう。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
今日あたりはもう参ったかも知れませぬ、することが天道様の思召に叶ったら無事で帰って参りましょう。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
作例 · 標準
「お天道様が見ているから、悪いことはできないよ」と祖母が言った。
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雲の間からお天道様が顔を出し、濡れた地面を乾かしていく。
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昔の人は、豊作を願って毎朝お天道様に手を合わせていた。
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