騒がす
さわがす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to annoy
文例 · 用例
そして爪先下りのなだらかな道を下へ下へとおりて行く、ある人はどこまでも同じ高さの峰伝いに安易な心を抱いて同じ麓の景色を眺めながら、思いがけない懸崖や深淵が路を遮る事の可能性などに心を騒がすようなことなしに夜の宿駅へ急いで行く。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
ましてや雪の山で遭難して世間を騒がす心配などは絶対になくてすんでいるわけである。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
ここが帯取りの池ということを承知の上で、世間の人を騒がすためにわざとこんな帯を投げ込んだものであろうとのことであった。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
聞く事毎に人を騒がす事ばかりなので、或者は嘘だろうと云い消した。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
」 高坂は手なる杖を荒く支いて、土を騒がす事さえせず、慎んで後に続き、「久しい以前です。
— 泉鏡花 『薬草取』 青空文庫
あるいは自分の眼にだけ映って、ほかの者には見えないのかも知れないと思ったが、いずれにしても、迂濶なことをしゃべって家内のものを騒がすのもよくない。
— 岡本綺堂 『月の夜がたり』 青空文庫
」 梓はまた机に向ったが、木の角では、心の跳るのが押え切れず、胸騒がする、気が鬱ぐ、もう引入れられそうで耐えられなくなって、香の薫に染みた不断着をそのまま、かかる時、梓が行くのは必ず湯島。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
由来、かような怪しい風説を流布して世間を騒がす者は、それぞれ処罰されるのが此の時代の掟であったが、それが跡方もない風説とのみ認められないので、先ずその本人のあま酒売りを詮議することになった。
— あま酒売 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
彼の無責任な行動は、いつも周囲の人々を騒がす。
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警察は、近隣住民を騒がすような行為は慎むよう警告した。
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遅くまで大音量で音楽を流し、近所を騒がしてしまった。
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